VWディーゼルゲート問題 前CEOと重役、ドイツとアメリカ詐欺罪で告訴

公開 : 2019.04.19 11:30

世界中に衝撃を与えたVWのディーゼルゲート問題で、全CEOのヴィンターコルンが詐欺罪で告発されました。有罪になれば最大で10年の禁錮刑となります。また、ドイツに加えアメリカでも詐欺罪で告発されました。その他、4名のVW重役も告発されています。

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ディーゼルゲート問題の中心人物 告発へ

ディーゼルゲート問題の中心人物 告発へ

フォルクスワーゲンは2015年に自社のディーゼル車に対して、米国の排ガステストを回避する特殊な装置を使用していたと発表した。それ以来、フォルクスワーゲンは数万台規模にも及ぶ車両のリコールを行なっている。

ディーゼルゲート問題を調査するブラウンシュヴァイク検察は、ヴィンターコルン前CEOがディーゼル車の試験データ改ざんを公にせず、それらの違法なソフトウェアの使用を止めさせなかったとしている。

また、ヴィンターコルンが2300万ユーロ(29億円)規模のソフトウェア改修を承認したものの、そのアップデート自体が違法な試験を引き続き行わせるものだったとしている。

もしも有罪となればヴィンターコルンは最大で禁錮10年の判決を受ける可能性がある。ドイツに加え、米国の検察からも詐欺の罪で告発されている。

他の4人のフォルクスワーゲン重役も一連のスキャンダル関連による詐欺罪で告発されている。ブラウンシュヴァイク検察は起訴状が692ページにも及ぶとしており、追加で計7万5000ページにも及ぶ300以上の資料が用意されているとのこと。

検察はこの5人以外にも36人の被告を有罪にすべきか調査している。

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