生まれながらに完全無欠? 熟成不要な18台 前編
公開 : 2019.04.27 05:50 更新 : 2019.04.27 11:44
フォード・モデルT
シンプルかつタフで、メンテナンスが容易なこのクルマは、米国が国力を増し、急速に豊かになっていくにつれ、米国市場を席捲している。
特に、フォードが大量生産と革新的な生産ラインの導入によって、生産コストを引き下げたことで、このクルマはさらに手ごろで、誰もが手に入れることのできるクルマとしての地位を確立した。
唯一残念だったのは、その現役期間中、一度も大きな改良を受けなかったことだが、それでも、オリジナルの設計が素晴らしかったことに変わりはなく、そのシンプルさとタフさゆえに、現在でも多くのモデルTを見つけ出すことが出来る。
1908年から1927年の間に、1470万台のモデルTがフォードの工場からオーナーのもとへと旅立っていった。