半分埋まったワーゲンバス 赤土の中から救出 熱意が実現に
公開 : 2019.05.05 10:50 更新 : 2021.01.30 21:25
半分赤土に埋もれ、ストームシェルターとしてそのまま朽ち果てるかと思われたサンババスでしたが、たまたま通りがかったハンターがこのクルマの存在に気付いたことで、その運命はふたたび大きく舵を切りました。このクルマを救出したサンバファンの熱意には脱帽です。
数奇な運命
当初、フォルクスワーゲン・トランスポーターは米国で苦戦を強いられたものの、1960年6月には、この国はヴォルフスブルクの自動車メーカーにとって最大の輸出市場となっていた。
同じ年、1台のサンババスが米国へと輸出されたが、1983年、このクルマは大きな運命の転機を迎えている。オクラホマに住むオーナーが、登録を抹消するとともに、エンジンを取外し、半分地中に埋めることで、トルネードから身を守るためのストームシェルターにしたのだ。
さらに5年後、ふたたびチャレンジすると、オーナーはすでに亡くなっていたものの、その兄弟が売却に同意してくれたのだ。
キレイになった車体のコンディションは、想像をはるかに超えるものだったという!