試乗 BMW X7 xドライブ30d 英国で評価 インテリアは上質 X5に近い組成

公開 : 2019.04.24 10:10

X5同様のクラスター・アーキテクチャを採用

ボディサイズは違っていても、X7とX5の関係性はかなり近い。プラットフォームは、ともにモジュール式のクラスター・アーキテクチャ(CLAR)を使用しており、8速ATだけでなくBMW製のオフロードモデル用コンポーネンツも共通したものとなる。エアサスペンションは標準装備で、3.0ℓ直列6気筒のガソリンとディーゼルエンジンも同じものが搭載されている。一方でX7には、3列目シートが標準装備で、定員は7名となっている点が異なる。


仕向地域によっては強力なV型8気筒エンジンもラインナップされるが、英国に導入されるのは、400psと77.2kg-mを発生させる直列6気筒ディーゼルがトップグレートとなる。ターボはクワッド、つまり4基も備わっている。


340psを発生する直列6気筒ガソリンエンジンを搭載した40iも導入予定だが、英国の場合は30dが最も人気で、60%の割合を占めると予測されている。こちらには264ps/4000rpmと63.0kg-m/2000-2500rpmを発生する、直列6気筒ディーゼルエンジンが搭載されている。


今回の試乗車でもあるMスポーツ・グレードには、21インチのアルミホイールにスポーティなアピアランスを演出するボディキットなどが追加となる。標準装備も充分に素晴らしく、メリノレザー・インテリアに4ゾーン・エアコン、12.3インチモニターによるインフォテインメント・システムに加えて、3列ともにシートヒーターが内蔵される。これだけの充実装備だから価格もそれなりで、X7 xドライブ30d Mスポーツは7万2630ポンド(1053万円)という設定だ。走りはどうだろうか。

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