CX-5、ハリアーで試すオールシーズン・タイヤ グッドイヤー・アシュアランス・ウェザーレディ
公開 : 2019.05.01 09:50 更新 : 2021.03.05 21:27
どんな感じ?
ワインディングではスポーティ
アシュアランス・ウェザーレディを履いたクルマを、一般道とJARIのテストコースで試すことができた。
車両は一般道ではマツダCX-5、テストコースではトヨタ・ハリアーで、さらに同じハリアーに夏タイヤの “EグリップSUV HP01” を履かせた試乗車も用意されていて、比較することもできた。
一般道で最初に気づいたのは、いたって普通、ということだった。悪い意味ではなく、気になるようなことが何もなかった、といい換える方がいいかも知れない。
タイヤが生み出すノイズも静かといっていい部類だし、乗り心地も良好。スタッドレス・タイヤだとありがちな路面に触れるタイヤの表面がグニョグニョと細かく動くような気持ち悪いフィールも皆無だ。タイヤのことを意識する必要がないくらい、気持ちよく普通に走れてしまう。
それどころか、ワインディングロードに入ると、思いのほかスポーティなフィールを感じさせてくれたりもした。
グニャグニャとしただらしなさなどどこにもなく、しっかりした手応えをステアリングを通じて感じさせながら、キッチリとグリップしてシャッキリと心地好く曲がってくれる。
それに、これはテストコースで試したことではあるけれど、グリップの限界を超えるとタイヤは当然滑り出すわけだが、このタイヤはそのときの様子が判りやすいし動きそのものも穏やかで、コントロールしやすい。
夏タイヤとして考えても、不満らしい不満というのが感じられないのだ。