ポルシェ911のハイブリッド化に成功 米シリコンバレーのVonnen社
公開 : 2019.04.25 06:10
米国カリフォルニア州のVonnenという会社が、ポルシェより先に911をハイブリッド化するシステムを発表しました。しかも、エンジンやトランスミッションを問わず、ほとんどの911にも搭載可能で、モーター・ジェネレーターが150psと20.7kg-mを発生させるそうです。
もくじ
ー ポルシェより先に911をハイブリッド化
ー どんな911にも搭載可能
ー モーター・ジェネレーターが150psと20.7kg-mを発生
ー ボクスターやケイマンにも搭載可能
ー Vonnenの911ハイブリッドに試乗
ー 少し賢すぎるシステム
ポルシェより先に911をハイブリッド化
ポルシェ自身によるハイブリッド911は、現在ドイツ・シュトゥットガルトで鋭意開発中だ。しかし、それより先にカリフォルニア州シリコンバレーのVonnenという会社が、911のハイブリッド化を成功させた。
Vonnenのチャック・モアランドCEOは、このアイディアについて次のように語っている。「私たちは輪になって話し合っていました。なにか凄いことをやろうじゃないか。そこで既存のポルシェ911のプラットフォームをハイブリッド化するための方法を考え始めたのです」
それは3年前のことだった。まずは996型911をベースに使って、このコンセプトの実現の可能性を探ることにしたという。モアランドはさらに詳しい説明を続けた。
「ベースにしたのはカレラ2でした。われわれはこれに前輪を駆動するカレラ4のトランスアクスルを組み合わせました。前輪に駆動力を伝える機構の代わりにトンネルにモーターを取り付け、その動力をトランスアクスルに伝えて後輪を駆動させようとしたのです。上手くいきました」