長期テスト メルセデス・ベンツAクラス(1) 使いやすい装備と驚きの低燃費に期待大

公開 : 2019.04.29 16:50

グレード間でリアサスに違い 使いやすいインフォシステム

例えば、このAクラスでキーとなっている要素のひとつ、リアサスペンションに注目したい。

A250は現在のAクラスのラインナップの中で唯一、リアサスペンションにマルチリンクを採用しているグレードだ。A180dやA200の場合はトーションビームで、顔をしかめたくなる。われわれのA180dもトーションビーム式で、ガソリンモデルではA200に18インチアロイホイールを装着したAMGラインが対応している。

トリムはスポーツを選択した。Aクラスのラインナップでは中間に位置するグレードだ。2万7300ポンド(398万円)で、今のところは大抵の装備が装着されているといっていいいだろう。ホイールはスポーツトリム標準の17インチで、唯一つけたオプションはメタリックの外装色だ。

デュアルゾーン・エアコンやLEDヘッドライト、標準の7.0インチタッチスクリーンかセンタートンネル上のトラックパッド、ステアリングホイール上のスイッチを介して操作できるMBUXインフォテインメントシステムなどが標準装備となっている。

初めてこのクルマに乗ったときこれらの装備類には少々うろたえたが、最近はBMW・ミニやフォルクスワーゲングループのシステムに慣れていたからだろう。実際、触ってみると直感的に操作できた。グラフィックの鮮明さも特筆すべき点だ。

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