テスラCEO、自動運転タクシー実現を宣言 2020年までに
公開 : 2019.04.25 12:05
2年以内にはステアリングもペダルもないクルマを製造
完全自動運転の実現に対し、たびたびマスクは楽観的な態度を示してきたが、実際には彼が口にした計画よりも遅れているのではないかという意見もある。先月、テスラは自社開発の新しいハードウェアによる完全自動運転機能を搭載したクルマの出荷を開始した。
報道によれば、テスラは2019年末までに無線ソフトウェア・アップデートによってこのシステムの準備を整え、2020年にはこのシステムを「安全に」使用可能にすることを目指しているという。
マスクは今年1月、完全自動運転システムは今年中に承認を受けるとアナリスト達に約束した。彼は22日、次のように付け加えた。「おそらく2年以内に、われわれはステアリングホイールもペダルもないクルマを製造するようになるでしょう」。
もし、このシステムが完全に安全であるとの承認を得られれば、2020年内には自動運転タクシーのサービスが認可されるだろう。
タクシーの車両は基本的に市販モデルをベースにしたもので、ユーザーはスマートフォンのアプリを使ってこれらのクルマを呼び、利用できるようになることをテスラは目指している。しかし、このネットワークを拡大するなら多数の新車を投入する必要があるだろう。
22日のイベントで、マスクは近い将来、テスラのオートパイロット・システムに「アグレッシブ・モード」を追加する計画についても明らかにした。これは「フェンダーがへこむ可能性をわずかにもたらす」が、「ロサンゼルスの渋滞をナビゲートする唯一の方法」であるという。