ガルウイングモデル17選 何台知っている? つねに注目のまと 前編

公開 : 2019.05.05 05:50

ブルックリンSV-1(1974年)

ブルックリンSV-1は、当初のコンセプトから実際の生産までに大幅な変化を経験することとなった。

安全性の高いガルウイングドアと、衝撃吸収性能に優れたグラスファイバー製ボディを持つクルマを作り出そうとしたマルコム・ブルックリンの発案で検討が開始されたものの、1974年の発売時点で、当初の設計が残されていたのはそのドアだけであり、4気筒からV8へと変更されたエンジンによって、SV-1はコルベットのライバルだとされていた。

さらに、このクルマの特徴であるガルウイングドアの重量は40kgにも達しており、油圧を使っても、この重量級のドアを持ち上げるには12秒が必要だった。

ガルウイングの開閉専用に独立した油圧ポンプが設置されており、モーターへの過負荷を避けるには、左右のドアそれぞれを別々に操作する必要がある。

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