ガルウイングモデル17選 何台知っている? つねに注目のまと 後編

公開 : 2019.05.05 18:50

メルセデス・ベンツSLS(2010年)

メルセデスは、2010年登場のスーパークーペで、初代ガルウイングモデルである300SLの洗練されたイメージを復活させようとしているが、ドア以外、そのどう猛なV8エンジンや驚異的なパフォーマンスといった点で、SLSは先代のメルセデス-マクラーレンSLRと非常によく似ている。

それでも、SLSを特徴付けているのは、やはりその2枚のドアだ。ガルウイングを広げたこのクルマには誰もが視線を送り、操作する時だけ姿を現す華奢なドアハンドルは素晴らしい出来栄えを誇る。

ガスストラットを備えたこのドアを開けるのにさほどの力は必要としないが、重量増を嫌ったメルセデスでは電動開閉機構の設置を拒否しており、閉める際にもガスストラットの助けがあって良いだろう。

乗降性に関しては、まさに初代ガルウイングモデル同様であり、柔軟性が求められるとともに、多少の不格好さなど気にしてはいられない。

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