メルセデス・ベンツCクラス 改良新型、ニュルブルクリンクに 48VのMHEVか

公開 : 2019.04.26 11:45

PHEV、電気のみで80km走行可能に

コードネームW206と呼ばれる新型Cクラスの初期プロトタイプは、現行モデルと近いサイズだが、ホイールベースがわずかに長くなっている。現行Cクラスで使われているMRAプラットフォームの改良版をベースしているが、アルミニウム製の補強が加えられ、剛性が高められている。しかし重量はそれほど増加しないと、情報提供者は言っている。

次期型Cクラスの車内は、新型電気自動車EQ Cと似たインテリアになる見込みだ。デュアルスクリーンのインフォテインメントとインストゥルメントパネルを装備し、ジェスチャーコントロールも採用する。また、発売時よりシリーズ全体に、電動化技術を組み合わせたドライブトレインが用意される。

全てのガソリンおよびディーゼル・エンジンは、4気筒、6気筒、そしてAMGの高性能モデルに搭載される8気筒も含め、48V電装システムとISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)が組み合わされる。このシステムは加速時に電力を充電し、スロットを閉じるとコースティング(惰性走行)が可能。短時間のみながら電気によるブーストでさらなるパワーを発揮することもできる。

加えてガソリン、ディーゼルともに、電気モーターを組み合わせた数種類のプラグイン・ハイブリッドが用意される見込みだ。現行型C300eより容量の大きなリチウムイオン・バッテリーを搭載し、電気のみで約80kmの距離を走行できるようになることが計画されている。

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