日本一のレースクイーン、その軌跡(3) 林紗久羅インタビュー

公開 : 2019.05.02 11:50

昨年と同じ場所で見る、全く違う風景

「(大賞の応募)期間が51日あったんですけど、その期間毎日アプリで配信して。やっぱりこう、目に見えて応援してくれているひとに本気を伝えようとして、ドン・キホーテで必勝ハチマキ買って。2種類用意してファーストステージまでは「必勝」っていうハチマキで、ファイナルに進んだら「絶対勝利」っていうハチマキをずっとしてました(笑)。去年の特別賞のトロフィーを持ち出したり、できることは全部!」

2017度シーズンとは異なり、レースクイーンとしてユニットのリーダーとして年間を通して積み重ね、努力を続けた2018年シーズン。全てが終わり、受賞を待つっていた時期の心境とはどんなものだったのだろか?

「やり切ったんで、スッキリしてましたね。ここまでやって、もし獲れなかったら、それまでの評価なんだって。ドキドキはしてましたけど、去年よりはやり切ったし、ファンのひととの交流もいっぱいいっぱいやったし、悔いはない気持ちで」

そして2019年初頭、東京オートサロンの会場で行われた日本レースクイーン大賞のステージ上。林紗久羅の名がグランプリ受賞者としてコールされる。そのステージ上で、トロフィーを抱きしめたまま泣き崩れる彼女。だが、その涙とその先に見える光景は、昨年とは全く違うものだった。

「幸せ!! って感じて、やっぱり泣いてましたね。会場のファンの方々や関係者も、うぉー、みたいな感じで喜んでくれて。その瞬間はわたし、泣き崩れてたんで、ちょっと落ち着いて会場を見たら、横断幕やペンライト振って合図してくれたりとか、関係者のひとがおめでとうっていってくれたりとか。皆笑顔で。ホントに幸せで。サプライズで両親が壇上で花を渡してくれたんですけど、それもうれしくて」

昨年と同じ場所で見る、全く違う風景。だがこれで終わったわけではなく、レースクイーンとしてまた違った風景を見るために、彼女は今年もレースクイーンを続ける。次回、そんな彼女のプライベートと今年の活動、そして目標を語っていただいて、今回のファイナルとすることにしよう。

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