素晴らしきグラスファイバー製モデル 17選 前編
公開 : 2019.05.02 05:50
スタウト・スカラブ(1946年)
すでに1932年には発見されていたものの、スチールやアルミニウムに比べ、軽量で複雑な形状への成型も容易なこの素材が、自動車に使われるようになったのは、第2次世界大戦後のことだった。
デトロイト生まれのスカウト・スカラブには、さらにふたつの称号が与えられている。
ダッジ・キャラバンやルノー・エスパスのはるか以前に登場したMPVの始祖であり、さらに、ファイアストンが開発した、実際に使用可能なものとしては世界初となるエアサスペンションシステムを採用したモデルでもあったのだ。
残念ながら、当初想定した以上のプライスタグを掲げたこのクルマの販売台数はわずかに留まっており、現存する個体数はわずか5台だという。