マクラーレンの新型GTをキャッチ 独自性の強いデザイン、新シリーズ
公開 : 2019.04.28 21:46 更新 : 2019.04.28 21:50
プラグインは不可欠
「マクラーレンは、フロントアクスルを機械的に駆動することはしません」と彼は認めた。「しかし、将来的にフロントアクスルを電気で駆動する可能性はあります。これはトラクションの面で利点があるというほかに、特定の市場における訴求力を高めます。また、電動フロントアクスルは、回生エネルギーによるハイブリッドの充電にも利用できます」
マクラーレンは現在のV8エンジンに代わり、より小型軽量なV6エンジンを電気モーターと組み合わせて採用するのではないかと言われている。そしてスポーツ・シリーズの後継モデルには充電ポートが備わる見込みだ。「プラグインは不可欠です」とフルーイットは語った。
「率直に言うと、排ガス規制に対応するためです。CO2排出量をフォード・フィエスタ並みにしたいと思っています。わたしは最近のフィエスタについてよく知っているわけではありませんが、わたしがフォードに在籍していた当時、フィエスタは驚くほどCO2排出量を削減することができました。それと同じことをマクラーレンでやろうとしているのです」
一方で、ハイブリッド化となると重量増は避けられない。フルーイットはそれを最小限に留めたいとしている。「わたしは今までずっと、現行モデルと同じ重量のハイブリッド・モデルを発売したいという目標を掲げてきました」。
「それを達成することはできないでしょう。しかし、重量増を30〜40kg以内に留めることはできそうです。P1のハイブリッド・システムが140kgあったことを思い出してください。その後もわれわれは、重量削減のために多大な努力を続けてきました。わたしは既にプロトタイプを運転していますが、非常に良くできています。目標とする重量を達成できない限り、発売するつもりはありません」