想像以上の晩成型スーパースター 20選 前編 VWビートル 日産GT-Rほか

公開 : 2019.05.06 05:50  更新 : 2021.03.05 21:42

フォルクスワーゲン・プラッテンワーゲン(1946年)

英国軍の理解によって、ヴォルフスブルクの工場は残り、英国軍からフォークリフトの製造を要求される。工場がそれに対して提示したのが、写真のプラッテンワーゲンと呼ばれるクルマだった。従業員たちはビートルのシャシーを利用し、平たい積載用のデッキを取り付け、リアアスクルの上部に質素なキャビンを乗せ、2名分のシートを取り付けた。生産は1946年に開始するが、最終的に何台製造されたのかは分かっていない。

プラッテンワーゲンはフォルクスワーゲンにとって初めての商用車となった。オランダのフォルクスワーゲン輸入業者をしていたベン・ポンは、社長のハインツ・ノードホフへプラッテンワーゲンを輸入してオランダで販売することを進言する。

ノードホフはポンの要求を断るが、2人のブレインストーミングの中から、初代トランスポーターのアイデアが生まれる。その後1950年にトランスポーターがデビューし、今ではT6として6代目を数えるまでになった。フォルクスワーゲンは年間6万台前後のT6を販売している。

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