想像以上の晩成型スーパースター 20選 後編 ランボルギーニ・チータほか
公開 : 2019.05.06 18:50 更新 : 2021.02.02 12:51
BMW M1(1978年)
1970年代、BMWとランボルギーニのコラボレーション・プロジェクトとして生まれるはずだったBMW M1。ランボルギーニは、ジウジアーロが手がけた美しいボディとシャシーを提供し、BMWが直列6気筒エンジンを組み合わせて、製造する計画だった。しかし、かなりランボルギーニは深刻な財政状態にあり、プロジェクトの進行は計画通りには進まなかった。
BMWはそんなランボルギーニに耐えきれず、契約を破棄。自社で主導権を握る事になる。結果、1978年に発表されたM1には、ランボルギーニのDNAは含まれていなかった。それまでミドシップの量産モデルは経験のなかったBMWではあったものの、見事な完成度を得ていたところは流石といえるだろう。
現在ではBMWのクルマの中でも、最も伝説的なモデルとなっていることはご存知のとおり。生産期間も短く、わずか453台が工場を出荷したのみということもあり、オークションでは50万ドル(5600万円)以上の価格で取引されている。