想像以上の晩成型スーパースター 20選 後編 ランボルギーニ・チータほか
公開 : 2019.05.06 18:50 更新 : 2021.02.02 12:51
ビュイックGNX(1987年)
限定生産となった1987年のビュイックGNXは、すべてのアメリカの自動車雑誌で、表紙を飾ったモデルだった。ターボで過給されたV6エンジンが生み出す最高出力は280ps以上とされており、シボレー・カマロよりも俊足。それどころかシボレー・コルベットのスペックに迫るほどの運動性能を誇った。
だが本来、GNXはハイパフォーマンスモデルとして誕生したわけではない。発表当時はビュイック・リーガルと名乗り、エルカミーノやモンテカルロなどと同じGボディ・プラットフォームをもとに作られたクルマで、どちらかというと高級車志向のモデルだった。ジェネラル・モータース系のオールズモビル・カトラス・シュプリームに似たクルマだったのだ。