なぜそんなデザインに? 奇妙なインテリアのモデル 17選 前編

公開 : 2019.05.01 10:50  更新 : 2021.03.05 21:42

シトロエンSM

1970年にSMが登場すると、ライバルと違う道を進むことを決して恐れることのないシトロエンが考える高級GTのインテリアの概念は、議論を巻き起こすこととなった。

エクステリアデザインが新時代の到来を告げるこのキャビンでは、機能性と豪華さとが混然一体となっていた。

それを特徴付けるのが、はるかに酷評されたオースチン・アレグロ登場の数年前に早くも採用されていた楕円形のステアリングであり、無理やり押し込まれたようなエアベントだった。

さらに、このクルマでは、ラジオはキャビン中央、クロームメッキされたシフトゲートの後ろ、ハンドブレーキの真横に、隠れるように設置されていた。

もし、シトロエンが、クルマのインテリアとはかくあるべしと考えるオーナーの鼻を明かそうと考えたのであれば、SMは大成功だったと言えるだろう。

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