ヒュンダイ・アイオニック フェイスリフト 航続距離と内外装に変更点
公開 : 2019.05.03 11:30 更新 : 2021.03.05 21:37
プリウスのライバルでもあるヒュンダイ・アイオニックがフェイスリフトを受けました。バッテリーの容量拡大に伴い航続距離が大きく延長されるとともに、内外装に視覚的な変更が加えられています。コネクティビティ機能も充実化されたようです。
航続距離が36%向上
ヒュンダイはファミリー向けハッチバックのアイオニックに、パフォーマンス、テクノロジー、そしてスタイリングのアップデートを加えた。WLTPサイクルで293kmの航続距離を実現したという。これは以前の28kWhモデルから36%の向上だ。ただし、それでもコナ・エレクトリックよりはおよそ160km劣っている。
アイオニック・エレクトリックには38.3kWhのバッテリーパックに136ps、30.1kg-mのモーターが組み合わされている。タイプ2のAC充電設備で使用可能な7.2kWのオンボード充電器が付属する。ヒュンダイによれば、これにより80%までの充電が54分間で完了するとのことだ。ハイブリッドやプラグインハイブリッドには変更が加えられていないが、後者はWLTP基準で50kmの電動走行が可能だ。
ヒュンダイはアイオニックに最新の「ブルー・リンク」と呼ばれるコネクティビティ・ソフトウェアを搭載している。これはスマートフォンアプリにより始動、施錠、バッテリー状態の確認、そしてエアコンの設定が可能だ。
視覚的な識別点は、新デザインのダッシュボード、前後バンパー、そして前後ライトクラスターなどが挙げられる。10.25インチに大型化されたタッチスクリーン以外にも、ブルーのバックライトや内装のレザー表皮のカラー追加などが変更点だ。