ジャミロクワイ ジェイ・ケイ所有のミニ、オークションへ 個性的な改造に注目
公開 : 2019.05.08 11:10 更新 : 2020.12.08 18:39
ジャミロクワイのジェイ・ケイはクルマ好きとしても有名。そんな彼が個性的な改造を施したクラシック・ミニの最終モデルが、オークションに出品されます。
もくじ
ー 一見、何の変哲もないミニだが……
ー ミレニアム・スペシャル
ー 車内に入るとファンキーな気分に
ー プライバシー保護の配慮も
ー 貴方がオーナーになれるかも
一見、何の変哲もないミニだが……
ジャミロクワイのフロントマン、ジェイ・ケイは数え切れないほど多くの稀少なクラシックカーを長年所有している。しかし、このミニほど本当に変わったクルマはそれほど多くない。
ローバー・ミニ・クーパー・スポーツは誰もが好ましく思うクルマではないかもしれない。だが、その真っ赤のインテリアとポップスターが施した改造は、この世に2つとない独自性を放っている。
そんなクルマが、5月11日のシルバーストン・オークションで売りに出される予定だ。あなたが熱烈なジャミロクワイのファンか、あるいはミニ・マニアであるなら、入札したくなるに違いない。
ミレニアム・スペシャル
ジェイ・ケイの赤いクーパー・スポーツは2000年製。クラシック・ミニ最終生産車の1台だ。
1990年代の終わりに、この小さなアイコンは生産コストが高くなりすぎており、ローバーの損失はジャミロクワイの曲名のような『ディーパー・アンダーグラウンド』に向かっていた。ローバーを買収したBMWはクラシック・ミニの生産終了を決定。だが、その前に最後のモデルを世に送り出す。
ローバーから発売された最後のアレック・イシゴニス設計のミニには、4種類のバリエーションが設定されていた。
クーパー・スポーツはその中の最上級グレードだ。1960年代にジョン・クーパーが開発した伝説的ラリーカーに敬意を表したこのクルマには、フルレザーのインテリア、アロイ製ダッシュボード、ワイドに張り出したオーバーフェンダー、そして何よりも重要なフロントのドライビング・ランプが装備されていた。