初試乗 リンク・アンド・コー01 PHEV 欧州へは2020年に ボルボ譲りのCMA

公開 : 2019.05.10 10:10  更新 : 2019.05.20 17:21

中国生まれのSUVが欧州市場へ、いよいよ進出します。ボルボXC40にも搭載されている、知的な3気筒プラグイン・ハイブリッドとCMAを採用しており、侮れない実力を備えています。ジーリー社のテストコースで、その仕上がりを確かめました。

もくじ

どんなクルマ?
スウェーデンでお披露目されたパワートレインが中国へ
エンジンとモーターのパワーを使い分けるAT
どんな感じ?
パワートレイン間のシームレスさはいまひとつ
ソフトなサスペンションの変化に期待
「買い」か?
販売網は未定ながら興味をそそる
スペック
リンク・アンド・コー01 PHEVのスペック

どんなクルマ?

スウェーデンでお披露目されたパワートレインが中国へ

グローバル化が進行する一方の自動車業界。以前では考えられなかったようなことも、起きるようになったと実感する。

2016年の5月、ボルボXC40の発表イベントをスウェーデンはヨーテボリで開催した。その際、先進的な3気筒エンジンのプラグイン・ハイブリッドモデルを量産する計画があることを、我々に説明してくれた。それから3年の月日が経つが、まだわれわれの目前にはその現物が現れていない。

一方で、その新しいパワートレインをまったく異なる環境、すなわち中国のテストコースで、別のクルマで試す機会が与えられた。実は、中国のジーリー社のブランド、リンク・アンド・コー(Lynk&Co)の「01」にそのプラグイン・ハイブリッドが搭載されることになったのだ。

リンク・アンド・コー01は、ボルボ40シリーズと共通する、コンパクト・モジュラー・アーキテクチャを採用するクルマ。欧州への導入も予定されており、今回の01 PHEVを運転するのは初めての経験となる。ただし欧州仕様車の場合、試乗車よりも運動神経の良いシャシーセッティングが与えられる見込みだ。

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