初試乗 リンク・アンド・コー01 PHEV 欧州へは2020年に ボルボ譲りのCMA
公開 : 2019.05.10 10:10 更新 : 2019.05.20 17:21
エンジンとモーターのパワーを使い分けるAT
パワートレインは知的で欧州への訴求力も充分。いずれはボルボにも搭載されるはずだが、現在のところ前輪駆動のみのラインナップとなっている。トランスミッションは7速デュアルクラッチATが採用さている。
プラグイン・ハイブリッドということで、ガソリンエンジンと電気モーターが統合してあるが、その構成が少々複雑。1.5ℓの3気筒ターボエンジンが生む179psの力はトランスミッションの2本のシャフトへと導かれているが、81psを発生させる電気モーターがつながっているのは、2・4・6速と、バックギアが備わるシャフト1本のみなのだ。
モーターはクラッチユニットの下流側に位置しており、エンジンを切った状態で、純EVとしても走行することが可能。もちろんモーターはエンジンのアシストもするわけだが、エンジンがトランスミッションの1本のシャフトを回し、もう一方をモーターが回転させることで、2段分のギアを同時に用いて走行することも可能だという。
また、モーターは異なる段数のギアを選択することで、回生ブレーキの効きの強さも変えることもできるとのこと。トランスミッションの内部を覗いてみたいと思ってしまう。難しい話はこれくらいにして、運転席に座ってみよう。