ポルシェ・パナメーラ2020年型 発表は2019年か マイルドハイブリッドも
公開 : 2019.05.10 11:30
マイナーチェンジを受けるポルシェ・パナメーラのプロトタイプが路上で初めて目撃されました。外観の変更はわずかに留まるようですが重要なのはその中身。48V電装システムを採用し、マイルドハイブリッドや電動コンプレッサーが搭載される見込みです。
もくじ
ー ポルシェの新世代モデルに近づく
ー 電動コンプレッサーの採用も
ポルシェの新世代モデルに近づく
ポルシェは、パナメーラのセダンとスポーツ・ツーリスモのアップデートを、2020年モデルイヤーで予定している。そのプロトタイプが初めてドイツの路上に姿を現した。発表は今年中の見込み。
エクステリアの変更はわずかで、左右をLEDでつないだテールランプのデザインなどが含まれる。今回の変更によってパナメーラは、新型カイエンや992型911など、ポルシェの新しいモデルに近づけられることになる。
変わるのは外観のアップグレードだけではない。AUTOCARの調べによれば、ポルシェはパナメーラにマイルドハイブリッドの採用を計画しているようだ。SとS4はこれまで通り、2.9ℓV6ツインターボを搭載するが、これらのモデルには米国仕様のアウディS6やS7と同様、48V電装系が採用される。
これによって搭載可能になるマイルドハイブリッド・システムは、一般的なインテグレーテッド・モーター・ジェネレーターが電気的なパワーでエンジンをアシストすることで燃費が向上。従来よりも瞬時にエンジンの再始動が可能なスタート/ストップ・システムも備える。
電動コンプレッサーの採用も
顧客にとってさらに重要なのは、アウディの電動コンプレッサー・システムが搭載される可能性があることだろう。これは電気の力で空気を圧縮することによって、ターボチャージャーのラグを補うことができる。
インテリアは既に他のモデルと同様のアップデートが施されている。デザイン面の変更よりも、新しいテクノロジーの採用によるアップグレードが主になるだろう。さらに進化したインフォテインメント・システムや運転支援機能が搭載されるだろうが、劇的な変化は期待できない。