新型ランドローバー・ディフェンダー フロントの偽装、軽く 最新情報まとめ

公開 : 2019.05.13 16:35  更新 : 2019.05.14 12:43

これまで目にしてきたスパイショットの写真より、カモフラージュが減らされた新型ランドローバー・ディフェンダーの写真が公開されました。ヘンリー王子と一緒にスポーツイベントの会場に現れたようです。

もくじ

スポンサーを務めるイベントでチラ見せ
生産はスロバキアで
ホイールベースが異なる複数のモデルを用意
単なる旧型の焼き直しではない
価格帯は約640万円から1000万円

スポンサーを務めるイベントでチラ見せ

ランドローバーは、今年後半に予定されているディフェンダーの復活に向けて作業を続けている。再びカモフラージュを施したプロトタイプの写真が公開された。

新たに公開された写真には、新型ディフェンダーの側でインビクタス・ゲームの選手と話しているヘンリー王子が写っている。ランドローバーはこの傷病兵のためのスポーツ大会のスポンサーを務めている。今回の写真では、これまで公開された画像よりもカモフラージュが減った新型ディフェンダーの姿を見ることができる。

エンジニア達は、このタフな四輪駆動車を、世界各地の最も過酷な環境へ持ち込み、120万kmにおよぶテスト走行を終えたところだ。

ランドローバーはまた、アフリカ野生動物保護組織タスク・トラストに新型ディフェンダーを提供。ケニアの1万4000ヘクタールにわたる土地で、物資の運搬やけん引に使われるという。現実世界でこのクルマに求められる性能が試されることになる。

ランドローバーは、1948年のアムステルダム・モーターショーでディフェンダーの初代モデルにあたる「シリーズI」を発表して以来、今日まで71年にわたり同様の車両提供を行ってきた。

生産はスロバキア

そして予想されていたとおり、ランドローバーは新型ディフェンダーがディスカバリーと共に、スロバキアの工場で生産されることを、今回初めて認めた。この工場は、ジャガー・ランドローバーが10億ポンド(約1430億円)を投じて建設したものだ。これまでディフェンダーは英国製であることを誇りとしてきたので、この決定は議論を呼ぶかもしれない。しかし設計や開発の作業はすべて英国ゲイドンの本社で行われていることを、ランドローバーは強調している。

新型ディフェンダーは最近数カ月、テスト中の姿が何度も目撃されてきた。その1つとしてニュルブルクリンク・サーキットでは、エンジニアが様々な状況に対応させるため、シャシーのファインチューニングとブレーキのセットアップを行っていた。

2020年に生産が始まるこの頑強な四輪駆動車は、これまで北アメリカでもテストを行っている様子が見られている。そこではトヨタランドクルーザーに対抗するため、標高4000mの高地や、マイナス40度の極寒から48度の高温まで、多岐にわたる「極限的な環境でテスト」されたという。

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