新型トヨタ・スープラ、日本発売 価格/エンジン/内装/スペックを解説
公開 : 2019.05.17 13:00 更新 : 2021.01.28 18:01
新型トヨタ・スープラのエクステリア
スープラは、歴代のモデルがみな直列6気筒エンジンを積んだFR車であったことは共通しており、新型でもこの2つのポイントを継承している。加えて今回、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3要素を最重要ファクターと捉え、ピュアスポーツカーとしての理想を追求した。
ホイールベースは、2シーターに割り切ることで86よりも100mm短い2470mmを実現。それにより、ホイールベースとトレッドの比は1.55という、他の量産スポーツカーと比較してもトップレベルの小さい数値を達成しており、優れた回頭性に寄与している。重心高にも徹底的にこだわり、水平対向エンジンを搭載した86よりもさらに低い重心高を実現した。
デザインコンセプトは「Condensed(凝縮された) Extreme(過激な) L6 FR “TOYOTA” スポーツ」。
サイドビューは、ショートホイールベースと大径タイヤにより、タイヤの存在を強調している。2シーターらしいタイトなキャビンと、ワイドトレッドからなるスーパーワイドスタンスも特徴的。そして、直6を搭載したFRらしいロングノーズショートキャビンのシルエットも美しい。
また、空気抵抗低減に寄与するダブルバブルルーフの採用(トヨタ2000GT)や、ランプを車両内側に寄せることでフェンダーのボリュームを豊かに見せ、凝縮したボディデザインとする手法(トヨタ2000GTや4代目スープラ)など、トヨタのスポーツカーの伝統を継承している。