シトロエン100周年の自動運転EV 19_19コンセプト 最新版ハイドロ・サス搭載
公開 : 2019.05.16 07:10 更新 : 2021.03.05 21:42
シトロエンが創立100周年を記念して、自動運転EVのコンセプトカーを発表。ガラス張りのキャビンに最新版ハイドロ・サスペンションを装備。内装も外装も個性的なクルマです。写真20枚。
もくじ
ー 鍵となる2つの遺伝子
ー 海綿からヒント? コンセプト・タイヤ
ー 車内は自宅の延長に
ー 2基のモーター 合計最高出力462ps
鍵となる2つの遺伝子
シトロエンが100周年を記念して、19_19コンセプトを発表した。これは将来の究極的に快適な都市間移動を目指すシトロエンのビジョンだ。
先日発表されたアミ・ワンがシティカーであるのに対し、シトロエンが創立された1919年に因んで名付けられたこちらのコンセプトカーは、長距離移動用の自動運転EVとしてデザインされている。
シトロエンの製品戦略を率いるグザヴィエ・プジョーによると、19_19は「将来におけるシトロエンの鍵となる2つの遺伝子、すなわち大胆なデザインと21世紀の快適性を表現したもの」であるという。
全面ガラス張りのキャビンを支えるサスペンションは、現行のC5エアクロスに採用されている「プログレッシブ・ハイドロリック・クッション」をさらに改良したものだ。
ボディのラインは、このサスペンションが走行中にどのように動いているかを見せるようになっている。
ティアドロップ型のシェイプは航空機から着想を得たもので、剥き出しのパワートレインとルーフに装備されたLIDARセンサーも航空機の水平尾翼を思わせる。前後のLEDライトバーはシトロエンのエンブレムであるダブルシェブロンを模った。
またフロントのライトが伸びる端にはドアミラー代わりのカメラを装備。後方ヒンジの後部ドアにはLCDスクリーンが搭載されている。