実車 改良新型アウディS4/A4/アバント/オールロード デザイナーにQ&A
公開 : 2019.05.16 12:22
昨日ビッグ・マイチェンが発表されたアウディA4。その実車の撮影をAUTOCARは許されました。エクステリア・デザイナーは、どんな話をしてくれたのでしょうか?
改良新型A4シリーズ 独占撮影25枚
欧州で改良新型アウディA4が発表された。モデルライフ半ばのビッグ・マイナーチェンジである。われわれAUTOCARは、特別にその実車撮影を許された。エクステリア・デザイナーのアマール・ファヤは何を語ってくれたのか。
ーーA4のデザイン変更ではどこに力を入れましたか?
「現行アウディA4は非常に均整の取れたクルマです。しかし、従来型は時々、少し退屈だと言われることがありました。そこでわれわれは、そのデザインに多くの生命力とエネルギーを注入しました。デザインの方針自体は変えたくありませんでした。しかし、自己主張を高めたかったのです」
ーーそのためにどんなことをしたのですか?
「デザインの深みと表現力が増しました。われわれは細部に力を注ぎました。3Dのデザイン要素やクロームのパーツ、そのほか小さなことで大きな違いを生むことができたのです」
ーーデザインのフェイスリフトで難しいことは?
「変更不可能な部分はすべて6〜7年前にデザインされたものです。そこでわれわれは、その周囲の部分に手を入れなければなりません。制約はありますが、われわれはA4のデザインを大幅に進化させました」
ーーなぜ、S4やオールロードクワトロとの差異化に力を入れたのですか?
「各派生モデルにはそれぞれ独自のキャラクターを持たせたかったのです。以前は、どのモデルもどの仕様も同じように見えるという批判を受けてきました。そこで今回、それぞれのモデルごとに、そしてまたシリーズごとにも、独自のキャラクターを与えることにしたのです」