VW 電気自動車IDファミリー、ワゴン・モデル検討中
公開 : 2019.05.17 12:34
EVシティカー 約250万〜280万円に
また、フォルクスワーゲンは、より多くの人々が手に入れられる電気自動車を作るため、ドイツ政府と補助金についての話し合いを開始した。現在のアップ!の後継となるMEBベースの電気自動車を手頃な価格で提供するためだ。
「政府に質問したいことは、どのように補助金を捻出するかということです。それがeモビリティにおける最も難しい問題の1つです。だからこそ、人々により小型のクルマを提供することが重要になります」とウルブリッヒは語る。セアトは小型ハッチバックのMiiの代替となるMEBを使ったシティカーのプラットフォームを率先して開発しているところだ。
ウルブリッヒは2023〜24年に電気自動車のシティカーを発売する計画をほのめかした。ただし、コンポーネントのコストが高いため、価格は1万8000〜2万ポンド(約250万〜280万円)になるだろうとのことだ。これは現在のアップ!より6000ポンド(約84万円)以上高い。
「手に入れやすい小型車を作らなければならないことは、すべての自動車メーカーに共通する問題です。バッテリーのコストは現在の内燃エンジンよりずっと高い」とウルブリッヒは言う。彼によれば、シティカーにおける電動パワートレインは、車両全体のコストの30%を占めるという。これは内燃エンジンを搭載する小型ハッチバックの約2倍だ。