ディフェンダーの「精神的後継」、水素燃料電池も検討 英イネオス
公開 : 2019.05.19 07:50
妥協なき四輪駆動車
「これらのプロジェクトに対する支援は、英国を無排出ガス車の設計と製造における第一線に押し上げることを目指す、政府のロード・トゥ・ゼロ戦略で重要な鍵となります」と運輸省は声明を発表している。
グレナディアは、化学会社のイネオスが立ち上げた事業の1つで、その創業者であるジム・ラトクリフは英国の大富豪の1人として知られている。
グレナディアの四輪駆動車はオリジナルのランドローバー・ディフェンダーから着想を得ており、その比類なきオフロード走破性と修理のしやすさが、重要な設計基準とされている。イネオスはそれを「妥協なき四輪駆動車」という言葉で表現している。
エンジンはBMWから供給を受ける契約を締結。車両の開発はドイツのコンサルティング会社が手掛けている。どこで生産されるのかは不明だが、南ウェールズ・ブリジェンドにあるフォード工場が可能性として噂されている。