ウサイン・ボルトが後援 2人乗り小型EV登場 「ボルト・ナノ」と命名

公開 : 2019.05.20 10:40

マイクロ・モビリティの隙間を埋める

ナノはライド・シェアリング向けに作られており、いつでもどこでも乗ることができ、駐車することができる。電動スクーターを使ったライド・シェアリングのシステムでは、充電するためにスタッフがバンで収集しなければならないが、ナノはどこに駐めておいてもスタッフがバッテリーを交換するだけで済む。ユーザーが公共の充電ステーションにクルマを入れて充電することもできる。

ボルトによれば、ライド・シェアリング会社はボルト・モビリティと収益を等分して運用することもできるという。1分あたりの利用料はこれから決定される予定だ。ちなみにアプリを通して利用できる電動スクーターの場合、米国では1回1ドル(約110円)+1分あたり15セント(約17円)となっている。

ビバテックで行われたボルトの主要な発表は、スクーター・サービスをパリで展開するという計画だった。近い将来には欧州の他都市へ拡大することを目指すという。

ボルト社は2018年に米国フロリダ州で設立された。公式サイトには、その設立目的について「マイクロ・モビリティの隙間を埋める」と書かれている。

さらに「ボルトは都市部において広範な調査を行い、革新的な交通機関を準備してきました。われわれの提供するスクーターは、公共交通機関を乗り換える手間や交通渋滞による苦痛を緩和し、歩行者に影響も与えません」と付け加えている。

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