大胆にカット 改造費は1349万円 屋根なしレンジローバーに試乗
公開 : 2019.05.22 07:10 更新 : 2019.05.22 08:25
ベンチシートのフレームがボディ剛性を確保
映画に登場するクルマのように、サイドウインドウのフレームは切り取られているが、スタージェスの希望によりクオーターガラス(三角窓)は残されており、サイドガラスも残された。「まれにサイドウインドウを上げて走りたいと思う場面があるんです。このクォーターガラスのフレームがあるおかげで、サイドウインドウのガラスもしっかり保持できています」
ビショップは車内を覆うカバーを制作しようと考えている。もちろん、屋根がないレンジローバーは雨が降ればずぶ濡れになるが、車内は防水性がないから、カンバストップがあった方が良いだろう。ちなみに、ラポート社の改造モデルにもカンバストップを選択できた。
もしベンチシートに6名も乗せる予定がない場合、リアシートが標準のままなら、通常の防水性に優れたコンバーチブルタイプにもできたかもしれない。反面、ボディ後半のボディフレームがなくなったことでボディ剛性が落ちているはずだが、ビショップは、リアのベンチシートのフレームが補強の面でもかなり役に立っていると考えている。
トップレスのこのクルマが完成してから7カ月が経っている。エンジンはオーバーホールしたそうだが、トランスミッションはそのままだというトップレスのレンジローバー。フランス用ナンバープレートを取り付けて、今回は走らせた。