初試乗 メルセデス・ベンツEQC 400 4マティック 発売迫る 経験のない静寂
公開 : 2019.05.22 10:10 更新 : 2021.04.27 07:06
メルセデス・ライクなインテリア
ドアを開けて乗り込んでみる。インテリアの雰囲気は、エクステリアよりもメルセデスとの共通性が強く感じられる。ダッシュボードには大きな2面のデジタルモニターが並び、ステアリングホイールのスポークは様々なスイッチ類がぎっしり並んでいる。
よく観察すると、デザイン的にはそこかしこで新しくなっており、アンビエントライトやEV仕様のディスプレイ表示、新しい素材などがインテリアを彩る。細かいスリットの入ったスピーカーグリルや、長方形状になったスタイリッシュなエアベントが特徴的だ。
ダッシュボード表皮は柔らかい合成素材で覆われている。環境に配慮したクルマだけに、リサイクルされたウェットスーツの素材のようだと理解すると、安っぽくは見えないだろう。
乗員空間は中型SUVとしては一般的なサイズ感。リアシートは、クラス標準で見るとわずかに上下方向に狭いことがわかる。理由は駆動用バッテリーが床下に埋め込まれているため、室内のフロアが嵩んでいいることと、ルーフラインが低めなことがあるだろう。ラゲッジスペースは500ℓとなっており、ライバル3台の中では最大だが、大きいわけではない。