約2.9億円 稀少フェラーリ288GTO、盗まれる ドイツで盗難 その手口は
公開 : 2019.05.21 17:10
どのようにして盗まれたのか
このクルマの購入意思を示した顧客は、明らかにその魅力を熟知していたようだ。数週間にわたってディーラーと交渉を続けた後、試乗したいと申し出たという。
試乗が行われたのは5月13日の月曜日。最初はすべて順調だった。まずはディーラーの店員がこのロッソ・コルサのスーパーカーを運転していた。
しかし、運転を代わろうと彼がクルマから降りると、この容疑者はわずかなチャンスを逃さなかった。店員を車外に残したまま、どこかへ走り去ってしまったのだ。
幸いなことに、この走行距離わずか4万3000kmの288GTOは翌日の夕方、デュッセルドルフ近郊のグレーヴェンブローホという街にあるガレージに隠されていたところを発見されたと、「ヴェストドイチェ・アルゲマイネ・ツァイトゥング」紙は伝えている。
デュッセルドルフ警察は、現在も逃走を続けている容疑者の写真を公開している。