英国試乗 マツダ3(日本名アクセラ)正常進化を確認 もう少しパワーが欲しい

公開 : 2019.05.23 10:10

どんな感じ?

キャビンの洗練度が向上

運転してみた第一印象は非常に良い。キャビンのデザインにも日本式ミニマリズムが表れている。複数の水平面で構成されるダッシュボードはクリーンかつ整った印象だ。配置されるボタンは空調に関するものくらいだろう。

最近では大型タッチスクリーンを採用するメーカーが多い中で、マツダがその流行に乗っていないのは称賛に値する。ダッシュに搭載される8.8インチのインフォテインメント・スクリーンはソフトウェアやグラフィックのアップデートが加えられた。

インフォテインメント・システムの操作はタッチではなくダイヤル式コントローラーによって行うものだ。マツダは運転中に操作した場合、無意識にステアリングを誤操作してしまう可能性からタッチパネルを採用しないとの方針を示している。

洗練されたキャビンのデザインに加え、特にこのGTスポーツ・テックの内装に使われた素材は非常に上級志向であり、この価格帯から想像する以上の高級感がある。レザーのシート表皮や、クローム製パーツなどの質感はフォード・フォーカスを大きく上回り、ゴルフとも肩を並べている。後席のスペースがやや狭いことを除けば、マツダは非常に良い仕事をしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事