2013 F-1 第6戦 モナコ・グランプリ
公開 : 2013.05.27 11:16 更新 : 2017.06.01 01:54
ニコ・ロスベルグがモナコ・グランプリの長い歴史の中で初めてメルセデス・ベンツに勝利をもたらした。また、それと同時に、30年前に彼の父、ケケ・ロズベルグのモナコ・グランプリでの勝利と合わせて、親子でこの有名なストリートレースを制したことになる。
予選では、ニコ・ロスベルグ、ルイス・ハミルトンというメルセデス勢が1-2。それにセバスチャン・ベッテル、マーク・ウェーバーというレッドブル勢が2列目。そしてロータスのキミ・ライコネン、フェラーリのフェルナンド・アロンソが3列目というオーダー。フェラーリのフェリッペ・マッサはマシン・トラブルで予選出場ができず最後尾からのスタートとなった。
予選では時たま雨の降る天候だったが、明けて日曜日の決勝は完全なドライでのレースとなった。オープニング・ラップは、ロズベルグ、ハミルトンというメルセデス勢が1-2。続いてベッテル、ウェーバー、ライコネン、マッサという予選通りのオーダー。DRSもあまり有効ではなく、追い越しの難しいモンテカルロの市街地コースのため、トップはしばらくそのままで周回を重ねる。
31周目、マッサが1コーナーでクラッシュ。ここでセーフティカーが入る。このタイミングを狙って32周目、トップ勢がファースト・スティントを終えて、タイヤ交換のためのピットイン。ここで、ハミルトンが順位を落とし、トップ10のオーダーは、ロズベルグ、ベッテル、ウェーバー、ハミルトン、ライコネン、アロンソ、バトン、ペレス、スーティル、ベルニューに。
トップ勢はそのままのオーダーで周回を重ねるが、46周目、マルドナードのクラッシュでレースは赤旗中断される。
レース再開後も、トップ勢のオーダーは変わりなかったが、赤旗中断寸前でペレスにパスされたフェラーリのアロンソは、57周目にはスーティルにパスされ8番手にまで順位を落とす。70周目、6位にまで順位をあげていたペレスが、ライコネンと接触、ライコネンはパンクのためピットイン。これで圏外に。またペレスもその4周後にマシンをコース脇に止めることになる。
これで順位は、ロズベルグ、ベッテル、ウェーバー、ハミルトン、スーティル、バトン、アロンソ、ベルニュ、ディ・レスタ、ライコネンのオーダー。結局そのままレースはフィニッシュした。
ペースカーが入ったり赤旗中断があったものの、結局ログベルグはポール・トゥ・ウィンの勝利をあげ、ハミルトンが表彰台を逃した結果、レッドブル勢が2位と3位のポジションを得ることとなった。
第6戦モナコ・グランプリ結果
1 | ニコ・ロズベルグ | メルセデスAMG |
2 | セバスチャン・ベッテル | インフィティ・レッドブル |
3 | マーク・ウェーバー | インフィティ・レッドブル |
4 | ルイス・ハミルトン | メルセデス |
5 | エイドリアン・スーティル | フォース・インディア・メルセデス |
6 | ジェンソン・バトン | マクラーレン・メルセデス |
7 | フェルナンド・アロンソ | フェラーリ |
8 | ジャン・エリック・ベルニュ | トロロッソ・フェラーリ |
9 | ポール・ディ・レスタ | フォース・インディア・メルセデス |
10 | キミ・ライコネン | ロータス・ルノー |
ワールド・チャンピオンシップ・ポイント
107 | セバスチャン・ベッテル | インフィティ・レッドブル |
86 | キミ・ライコネン | ロータス・ルノー |
78 | フェルナンド・アロンソ | フェラーリ |
62 | ルイス・ハミルトン | メルセデス |
57 | マーク・ウェーバー | インフィティ・レッドブル |
45 | フェリッペ・マッサ | フェラーリ |