新型ポルシェ911(992) 日本発表 価格/エンジン/内外装/スペック解説
公開 : 2019.05.28 07:40
ポルシェ911(992)の外観
リアにエンジンを搭載したファストバックの2ドアクーペという911の基本スタイルは、1963年の登場以来、まったく変わっていない。むしろ、911の前身である1948年に生産が開始された356から大きく変わっていないとも言えるだろう。
それは、このタイプ992の新型911でも変わらない。
ただし、サイズは従来型のタイプ991よりもさらに大きくなった。ホイールベースは変わらないものの、全長は20mm長くなり、フロントアクスルの全幅はRR(カレラS)/AWD(カレラ4S)とも45mm、リアアクスルの全幅はカレラSで44mm拡大している。
フロントセクションは、1973年に生産された911Gシリーズに見られる伝統的なスタイルを採用し、全欧に向かって長く伸びているボンネットには、ウインドシールド前に特徴的な傾斜が付けられている。911の特徴のひとつ、丸型ヘッドライトは完全新開発の4灯式LEDを採用している。
リアではワンピースのLEDライトアーチが目を引く。エアインテークのフィンは垂直方向に配置され、ハイマウントストップランプも縦型になった。従来型同様に可変式のリアスポイラーも備わる。
また、ドアハンドルはボディと面一化され、接近すると電動でポップアップするタイプになった。