新型ポルシェ911(992) 日本発表 価格/エンジン/内外装/スペック解説
公開 : 2019.05.28 07:40
ポルシェ911(992)の内装
サイズは変わったもののデザイン的にはキャリーオーバーだった外観に対し、タイプ992のインテリアはドラスティックに進化した。
911伝統のポディウム(表彰台)風5連メーターは、中央には伝統的に大型のタコメーターがセットされているが、その両脇は浮いているように見えるフレームレスの7インチ自由形状ディスプレイが配置されている。
センターダッシュには、5つのクラシックな形状のトグルスイッチを有するコントロールパネルが、10.9インチのPCMタッチスクリーンがセットされたセンターコンソールに結合している。このスイッチで、ドライブモードの選択やダンパー設定の変更などを直感的に操作できる。
もはやイグニッションキーはなく、キーレスゴーおよびエンジンスタート用回転ボタンが標準装備となる。このボタンは、歴代911のイグニッションキーホール位置と同様、ステアリングコラムの左側に付いている。
シート形状はポルシェ伝統のヘッドレスト一体型だが根本的に改良された。軽量構造により約3kg軽量化され、形状を変更してショルダーエリアのサポートが大幅に改善された。リアシートも改善され、バックレストの高さとシート面の幅がそれぞれ20mm拡大している。