新型BMW1シリーズ発表 実用性に重点 FF化も走りを追求
公開 : 2019.05.28 02:50
BMWの新型1シリーズが発表されました。今回最大の注目点は今までの後輪駆動を捨てて前輪駆動化されたことでしょう。FF化によりキャビンや荷室が広くなり、実用性が高められた一方で、BMWらしいハンドリングは妥協していないとのことです。
もくじ
ー 1シリーズ初の前輪駆動
ー ハンドリング追求は変わらず
ー 室内空間が大きく改善
ー ヨヘン・シュマルホルツにインタビュー
1シリーズ初の前輪駆動
BMWは1シリーズをフルモデルチェンジして発表した。最上位のM135iは306psの4WDとなり、フォルクスワーゲン・ゴルフRやメルセデス-AMG A35と直接対峙することになる。
1シリーズは2004年のデビュー以来後輪駆動を維持してきたが、この3代目で車内空間や実用性向上のため前輪駆動への転換を遂げた。この新モデルはX1やX2を始め、ミニ・カントリーマンと同じFAARアーキテクチャを使用している。
プロダクトマネージャーのヨヘン・シュマルホルツによれば、BMWは前輪駆動化されてもダイナミックな走りを追求し続けているという。これは特に最上位のM135iにいえることだ。「われわれは両者の長所を生かしたクルマ作りを追求しました。BMWのユーザーが期待する通りの走りを実現しています」
M135iのパフォーマンスを支えているのはxドライブ・システムだ。これは必要とあらばリアアクスルに最大50%のパワーを送ることができる。先代M140iに搭載された3.0ℓ6気筒エンジンはFAARプラットフォームに適合しないため、M235iグランクーペと同じ306psの2.0ℓ4気筒ターボが搭載され、8速ATが組み合わされた。