AUTOCARアワード2019 イシゴニス賞 ディーター・ツェッチェ
公開 : 2019.06.01 18:50 更新 : 2019.06.03 08:54
番外編1:Dr. Zに訊く電動化の未来
わずか10年のうちに、欧州で販売されるEVの割合は、30%を越え、新車市場で重要な地位を占めるようにならなければならないと、ディーター・ツェッチェは話す。さらに、この数値は、単なる目標でもなければ、オプションのシナリオでもないと言う。
「この数値を実現させることがわれわれの使命です」と彼は言う。「2050年までに、すべての車両の入れ替えが起こるだろうと考えており、2040年までに販売される車両のほぼすべてがEVになります。2030年はその中間にあたりますが、いまのところ、電動モデルを求める顧客の割合が30%に達していないことを考えれば、決して簡単な任務ではなく、市場に任せていては達成不可能かも知れません」
どうやったらこの目標を達成することができるのだろう? ツェッチェにとって、その答えは非常にシンプルなものだ。「われわれの任務は、ひとびとが新型モデルに期待するようなワクワク感を備えた、魅力溢れるEVを創り出すことです」
「コストを引き下げることができれば、より手ごろな価格のモデルを創り出すことが可能になります。対応は進んでいますが、やるべきことはまだ数多く残されています」
番外編2:過去のイシゴニス賞受賞者たち
2014年:ロン・デニス
2015年:ウォルフガング・ハッツ
2016年:カルロス・タバレス
2017年:ラルフ・スピース
2018年:豊田章男