AUTOCARアワード2019 モータースポーツヒーロー部門 ジョージ・ラッセル

公開 : 2019.06.01 10:50  更新 : 2019.06.03 08:54

番外編2:F1界のライジングスターたち

ランド・ノリス


昨年、F2ではラッセルの後塵を拝したこの10代のF1ドライバーは、マクラーレンが復活の兆しを見せつつあるなか、さらにポテンシャルのあるマシンを獲得することに成功している。裕福なノリスは、長くF1のスターとなることを嘱望されているが、ラッセル同様、彼の実力は、チームメイトのカルロス・サインツJrを上回ることで証明されるのであり、そうした時には印象的なパフォーマンスを披露している。バーレーンで記録した6位という成績がまさにその結果だ。

アレクサンダー・アルボン


ロンドン生まれのこのタイ人ドライバーも、去年のF2で印象的な走りを見せており、トロ・ロッソへと電撃加入を果たしている。ノリス同様、ラッセルにとっては皮肉な結果だが、彼の友人であるアルボンも、より競争力のあるチームからF1にデビューしている。初めてのポイントを獲得するとともに、中国GPのドライバー・オブ・ザ・デイに選ばれたことが彼の才能を物語っている。

エステバン・オコン


フォース・インディアで2年を過ごした後、このフランス人ドライバーはどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろう? かつて、カートでラッセルと凌ぎを削ったオコンも、現在はF1シートを失っているとは言え、依然として有望なF1パイロットのひとりだ。ふたりともメルセデスと契約しているが、リザーブドライバーでるオコンのほうが有利な立場にあり、いつの日か、英国人ドライバーの前に立ちはだかる存在であることを証明するだろう。

ミック・シューマッハー


史上もっとも成功したF1ドライバーの息子として、ミックには途轍もないプレッシャーが掛かっている。ミハエルの息子は、昨年、F3チャンピオンの座を獲得して周囲を驚かせると、今シーズンはF2を舞台にレースを戦いながら、すでにフェラーリのマシンもテストしている。これこそ運命というものだろう。

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