どんな感じ？

最新ディーゼル　静粛性は？

今回の試乗車には主要パッケージオプションの多くが選ばれていた。なかでも乗り味に少なからず影響するものとして、LEDヘッドライトやボディキット、レザーシートに加えて18インチタイヤ（標準は16インチ）が履かせられる25.5万円の “AMGライン” が装着されていたことは留意いただきたい。

A200dの車重はA180スタイルより130kg重い。1.3ℓガソリンターボのM282型は新開発の小型軽量エンジンだが、OM654q型も最新のアルミブロック軽量設計。だから、130kgという小さくない車両重量差はかさばる排ガス処理システムと、大トルク対応の新開発8速DCTによるところも大きそうだ。

今回は都心や首都高と台場周辺をめぐる短時間試乗だったので詳しくはいえないが、このメルセデス横置きディーゼルはそんなに静かなクルマではない。

もっとも、エンジン本体はドイツ御三家のディーゼルとしては現時点で最新設計なので、それなりに滑らかで4600rpmまでの吹け上がりも軽快ではある。それに新開発の8DCTのシフトショックも軽微なのだが、クルマ本体の遮音対策は、高級Cセグメントとしてあと一歩引き上げてほしいのが正直なところだ。

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