アウディ、高性能SUV「eトロンS」開発中 3モーターか
公開 : 2019.06.04 11:10
日本発売が待たれるアウディのフル電動SUV「eトロン」。ニュルで高性能モデルのテストが行われています。モーターが3基に増え、パワーだけでなく、ハンドリングの改善も期待されます。
大径ホイール、ハイグリップ・タイヤに注目
アウディが電動SUV「eトロン」のパフォーマンス・バージョンを開発している。ニュルブルクリンク北コースでテスト中のプロトタイプをカメラが捉えた。
標準モデルのeトロンや、2020年初めに加わるクーペ風ボディのeトロン・スポーツバックとともに販売されるEV四輪駆動モデルで、アウディの内部関係者によると、eトロン・シリーズのパフォーマンスとダイナミクスを引き上げたクルマになるという。ちょうどQ5をベースに高性能化したSQ5が作られたのと同様だ。
標準モデルのeトロンより低く下げられた車高は、おそらく標準装備のエアサスペンションのソフトウェアを書き換えたことによるものだろう。
また、軽度のカモフラージュが施されたプロトタイプを見ればわかるように、パフォーマンス向上を狙ったホイールとタイヤが装着されている。これは現行のeトロンに用意されていないもので、地上高を下げると同時に、より高いグリップ性能を発揮できる。
高性能なeトロン「S」モデルのドライブトレインに関する詳細は、まだ明らかになっていない。
しかし、アウディのエンジニアリング部門の関係者によると、標準モデルのeトロンが搭載する2基の電気モーターのみならず、様々なレイアウトで既にテストを行っているという。