アウディ、高性能SUV「eトロンS」開発中 3モーターか
公開 : 2019.06.04 11:10
0-100km/h加速 5.0秒以下?
高性能版eトロンの試作車には、2015年のフランクフルト・モーターショーで発表されたeトロン・コンセプトに搭載されていた3基のモーターを使うレイアウトも含まれているという。
標準モデルのeトロンは、通常時は最高出力360psと最大トルク57.2kg-mを発生するが、ブーストモード時には最長8秒間、408psと67.7kg-mに引き上げることができる。
3基目のモーターを追加すれば、このパワーを容易に向上させることが可能だろう。
さらにeトロンの高性能版では、前輪のトルクベクタリングに加え、リアに2基のモーターを搭載することで左右の後輪を個別に駆動し、トラクションやハンドリングを向上させることも可能になるはずだ。
0-100km/h加速も標準モデルのeトロンより大幅に短縮され、おそらく5.0秒を切るだろう。
しかし、eトロン「S」でも変更される可能性が低いのが、バッテリー容量だ。アウディは既に、最初のEVから登場する派生モデルでは、95kWhのリチウムイオン・バッテリーを使い続けると述べている。