BMW M8クーペ/コンバーチブル 625psの4.4ℓV8 まずはコンペティションから
公開 : 2019.06.05 09:11 更新 : 2019.06.05 09:11
内外装の変更点 M6との差
M850iと同様に、コンバーチブル仕様ではマルチレイヤーのファブリックルーフが採用され、これはリアの専用コンパートメントに収納される。このモデルはBMW Mのラインナップ中後輪駆動のM6を置き換えることになり、メルセデス-AMG S63カブリオレに対抗する。
M8のスタイリング上の識別点は、専用デザインのバンパー、グリル内のMバッジ、サイドのエアベント、20インチのホイール、専用ミラーハウジング、リアスポイラー、そして4本出しマフラーなどが挙げられる。
全長4867mm、全幅1907mm、全高1362mmとなるM8クーペはM6クーペよりも36mm短く、8mm広く、12mm低い。ホイールベースは24mm短い2827mmとなり、フロントのトレッドは4mm拡大されて1627mm、リアは20mm拡大されて1632mmだ。
内装にもMディビジョンならではのパーツが多数使用されている。たとえば専用ステアリングホイール、ステンレスペダル、Mスポーツシート、それにMスポーツ・ギアレバーなどだ。
M8に搭載される4WDシステムは現行M5ゆずりのもので、標準、4WDスポーツ、そしてDSCオフ、さらに完全な後輪駆動モードも用意される。
M8のシャシーにはフロントにダブルウィッシュボーン、リアに5リンクを組み合わせるアダプティブMサスペンションおよび減衰力可変ダンパーが装着される。
20インチのホイールにはフロントに275/35、リアに285/35サイズのタイヤが装着される。ステアリングはM850iの可変レシオの電動パワステにM専用のチューニングが施されたものが使用されている。