ジャガーXE SVプロジェクト8 公道向けツーリング・エディション発表
公開 : 2019.06.06 11:15
ジャガーXEをベースにSVOが600psの5.0ℓV8スーパーチャージド・エンジンを搭載したSVプロジェクト8ですが、より大人しいルックスを与えた公道仕様が発表されました。15台のみが生産され、その価格は邦貨換算2000万円超になるとのことです。
性能維持 より大人しいルックスに
ジャガーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)は、限定生産のXE SVプロジェクト8について、より公道向けの仕様を発表した。
プロジェクト8ツーリングと呼ばれ、可変式のカーボン製ウイングをより小型なトランクスポイラーとした上で、フロントバンパーのスプリッターを変更して空力的バランスを保っている。また、標準車に取りつけられていたストライプなどのデカール類がオプションとなった。
搭載されるスーパーチャージャー付き5.0ℓV8は600psを発生し、ジャガーのロードカーとしては最強の心臓を持つ。0-97km/hの加速性能は従来通り3.3秒だが、最高速度はリミッターにより300km/hに制限される。
スタンダード仕様ではリアシートを外してロールケージを取りつけるオプションが用意されていたが、今回は4シーターのみが設定されている。
「プロジェクト8は発売時より非常に高い評価を受けています」ジャガーSVOのエンジニアリング・ディレクターを務めるジャマル・ハミディはいう。「ツーリング仕様により、プロジェクト8の走りを維持しながらもより大人しい見た目を好むひとびとへの訴求力を高めました」
この仕様ではわずか15台のみが生産され、ウォーウィックシャーの技術センターにてハンドビルドされるとのことだ。その価格は標準仕様の14万9995ポンド(2061万円)を上回るものになるといわれている。
SVプロジェクト8は2018年時点において、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェをはじめ、ドバイ・オートドロームやラグナ・セカなどで市販サルーンコースレコードを保有している。