輸入車トップ5販売減も、全体は3.2%減に収まった要因は? 「2019年5月に売れたインポートカー」
2019.06.18
2019年5月「インポートカー」新規登録ランキング
車名別インポートカー新規登録台数(1月からの累計台数順)
1位 メルセデス・ベンツ 4540台 (95.2%)
2位 フォルクスワーゲン 3769台 (80.8%)
3位 BMW 3704台 (99.5%)
4位 BMWミニ 2099台 (98.0%)
5位 トヨタ 1447台 (76.4%)
6位 アウディ 1975台 (90.2%)
7位 ボルボ 1506台 (99.2%:前年はボルボ・トラックを含む)
8位 日産 576台 (67.2%)
9位 ホンダ 785台 (69.0%)
10位 ジープ 1140台 (126.7%)
11位 プジョー 738台 (101.8%)
12位 ルノー 493台 (113.6%)
13位 フィアット 539台 (112.8%)
14位 ポルシェ 614台 (149.8%)
15位 スズキ 456台 (101.1%)
16位 ランドローバー 237台 (88.8%)
17位 三菱 317台 (176.1%)
18位 ジャガー 188台 (69.6%)
19位 シトロエン 410台 (190.7%)
20位 スマート 218台 (57.5%)
M・ベンツ 51カ月連続でトップ
外国メーカー車の5月のブランド別成績では、前年同月比4.8%減ながら4540台の新規登録を成し遂げたメルセデス・ベンツが51カ月連続でのトップにつく。続く第2位には、同19.2%減の3769台ながら1ランクアップを果たしたフォルクスワーゲンが位置。
前月第2位のBMWは、同0.5%減の3704台で第3位に陥落した。また、第4位には同2.0%減の2099台を記録したBMWミニがランクイン。前月に11カ月ぶりのプラスを達成して第4位に復活したアウディは、同9.8%減の1975台と落ち込んで第5位(1月からの累計では6位)に後退した。
トップ5以外の外国メーカー車のブランド別成績では、積極的な新型車および特別仕様車の発売や販売キャンペーンを展開した中堅ブランドの健闘ぶりが光った。ジープが前年同月比26.7%増(1140台)、プジョーが同1.8%増(738台)、フィアットが同12.8%増(539台)、ルノーが同13.6%増(493台)、シトロエンが同90.7%増(410台)、アルファ・ロメオが同24.2%増(195台)、DSが同121.1%増(84台)という好セールスを成し遂げる。
高級スポーツカーブランドも躍進し、ポルシェが同49.8%増(614台)、ランボルギーニが同115.8%増(82台)、マクラーレンが同164.7%増(45台)、アストン マーティンが同93.3%増(29台)を記録。さらに、高級車ブランドのベントレーが同133.3%増(49台)、キャデラックが同16.7%増(42台)の好成績を達成した。
一方、新型車効果が薄れた日本ブランドは苦戦中。プラスを記録したのはスズキ(前年同月比1.1%増の456台)と三菱自動車(同76.1%増の317台)のみで、トヨタ自動車は同23.6%減(1447台)、ホンダは同31.0%減(785台)、日産自動車は同32.8%減(576台)と大きく数字を落とした。
ちなみに、今月は日本ブランドのマツダが17台の新規登録台数を記録する。これは5月27日に発売された「マツダ教習車」のベースモデルとなるタイ工場生産のマツダ2=デミオの4ドアセダン・モデルが日本に輸入されて記録したものだ。PDIを通過したマツダ2のセダンは、日本において教習車仕様に架装。パワートレインは直噴ガソリンエンジンのSKYACTIV-G 1.5(1496cc直4DOHC16V)にSKYACTIV-MTの6速MTとSKYACTIV-DRIVEの6ATを組み合わせている。