英国試乗 スコダ・オクタヴィアvRSチャレンジ やや古いが完成度高し
公開 : 2019.06.11 10:10
サウンドは不自然だが燃費良好
ダンパー、ステアリング、エンジンレスポンスなどをスポーツモードにすると、ゴルフGTIよりもややスパルタンな印象になる。洗練性やアジリティ、グリップなどが高次元でバランスされており、これはDCCと電子制御のフロントデフのおかげだろう。
チャレンジの装備のなかで、賛否が分かれそうなのが「スポーツ・サウンド」エグゾーストだ。ブラックのエグゾーストパイプが組み合わされるこのシステムは、本来おだやかなパワートレインに刺激的なサウンドを加えるものだ。ヒュンダイi30Nほど過激ではないが、わたしにはやや不自然に感じた。
搭載されるエンジンはおなじみのEA888型2.0ℓターボで、他のオクタヴィアvRSと同様の245psを発生する。スムーズでトルキーかつリニアだが、ドラマ性に欠けるDSGよりもMTの組み合わせが望ましい。
多くのライバルと比べ、直線でのパフォーマンスは劣っているが、十分に楽しめる速さだ。それでいて、高速クルーズでは簡単に14km/ℓ台の燃費を実現する。