BMW、グリルの大型化なぜ ひとを惹きつけるか? 英国編集部は疑問視
公開 : 2019.06.10 11:30
どうしてグリルが大きくなったのか?
なぜ、クルマをそんなふうに思わせるデザインにしたのだろう? 紙に描かれたデザイン画では素晴らしく見えたものが、実車になるまでの間に大きく歪曲してしまったのだろうか?
それとも単に、デザイン・オフィスの幹部がジョークで描き、本当は他の誰かが手を上げて「あの、ボス、すみません。全体的にはとても良いクルマだと思うのですが、そのフロントはちょっと、なんというか、おわかりだと思うのですが、すごく気持ち悪いです」と言わなければならなかったのに、誰も何も言わなかったのでそのまま通ってしまったのだろうか?
ただ1つだけ、絶対になかったと思われるのは、完成したものを見て、誰もが口々に「完璧だ! われわれは実に良い仕事をした」と言ったということだ。
無視することは簡単だ。特にデザインとは、純粋なエンジニアリングに比べたら、主観によるところが大きいからだ。
それはそれとして、わたしは不安を感じている。デザイナーと会ったとき、おそらく冷酷に、彼らの他の仕事、本当に魅力的なクルマのことも、無視してしまうのではないかと。
主要な自動車メーカーがこの数十年の間で送り出した最も醜いクルマを目にしたとき、無視すべきかいなか、境界線はどこにあるのだろう?