新型ベントレー・フライングスパー 超高級スポーツサルーンに 最高速333km/h
公開 : 2019.06.11 19:23
可変トルク配分の4WDシステム
先代も4WDであったが、この新型にはアクティブ式のシステムが採用されている。普段は後輪へのトルク配分を優先することでハンドリングを高めるが、必要とあらば前輪へとトルクを伝達するものだ。ベントレーによれば、この結果としてフロントが軽く感じられるようになったという。
このほかの特徴としては、すでにコンチネンタルにも採用されているダイナミック・ライド・システムの搭載だ。これは48Vの電動アクティブ式ロールコントロール装置や、3本のチャンバーを備えるエアサスペンションで構成される。先代よりも空気量が60%向上し、あらゆる走りに対応するとのことだ。
トルク配分は走行モードに応じて変化する。コンフォートモードおよび「ベントレー」モードにおいては、最大48.9kg-mがフロントに送られる。一方スポーツモードではフロントへの配分は28.5kg-mに制限される。
ホイールベースが先代よりも130mm延長されたことにより、オーバーハングが短縮、車内スペースが拡大している。しかし、全体的なプロポーションは先代と大きく変わっていない。