人生の休憩時間 「名車再生!」元有名司会者エド・チャイナの生き方
公開 : 2019.06.16 18:50
溢れ出る新たなアイデア
チャイナのこの性格はテレビではそれほど表に出てはいないが、知れば知るほど親しみが湧いてくる。そして彼は生放送や聴衆に囲まれることに対する恐怖心についても語ってくれた。彼はショーや受賞式などにおいても自分が主役になることを拒んでいる。「説明は難しいですが、それがわたしなのです。皆の注目を集めるモノを作るのは好きですが、自分が注目の的になりたくはありません」
ここにチャイナの魅力がつまっていると言っても過言ではない。ペンギン・ブックスが彼に自伝の執筆を持ちかけたのも理解できる。この本は彼のキャラクターを非常に良く表しており、彼が興味を持つすべてのものに対する情熱が詰まっている。
彼の知識量は膨大だ。彼はアイデアが次々と湧き出るあまり。6つほどの会話を同時進行してしまうこともある。常人がこれについていくのは大変だろう。初対面から5分後には彼のアイデアの波に飲まれてしまうのではないか。
「わたしはよくしゃべる子どもでした。それは良くあることですが、わたしの母はそれを褒めてくれたのです。多くの親はそうではないでしょう」と彼は微笑む。「わたしは多くの質問をしましたが、そのすべてについて答えを出す手助けをしたり、それがわかる場所に連れて行ってくれました」